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二胡・アコーディオン奏者の梁 天任(りょう てんにん)です。

2001年に日本の音楽教育を学びたく日本に渡ってきました。三重大学・大学院では日本語から音楽の教育法までご指導いただき、大変お世話になりました。大学院での研究テーマは「日本における生涯教育としての二胡教育法」でした。そして、大学に通いながら四日市、津、伊賀市で二胡教室を開設し、生徒に二胡の演奏を教えながら日本語の勉強と、研究課題である二胡教育法の研究に取り組みました。 現在も、たくさんの方に二胡のレッスンを受けていただいております。二胡による音楽文化の創造と発展に努め、また地元地域との文化交流を図りながら音楽を楽しむことを大切に、演奏会のほか、福祉施設、学校などでの演奏会や各種イベントでの演奏など、地域に密着した活動にも力を注いでいます。 

二胡の勉強を通して、私は、日本と中国共通の旋法、リズム、音階などを研究しながら、それぞれの良さを大切にしたいと考えています。中国の伝統的な曲はもちろんですが、日本をはじめ世界各国の楽曲の編曲、更には様々なジャンルの音楽に触れることも大切なことだと思っております。 

また、生徒に、自分自身の大好きな曲を自分の手でアレンジすることも奨めています。それは、私から学んだことと、生徒自身が持ち合わせている音楽性を、日本人らしい和音、リズム、装飾音などを探究し、それを二胡による表現方法で工夫することで、今までにない二胡音楽が仕上がるのです。それは実に楽しいことです。 

日本音楽の良さ、中国音楽の良さ、ひいては東アジア音楽の伝統的な要素を大切にしながら、二胡教育法の理論と実践を図りたいと私は情熱を傾けています。 

よりたくさんの方に二胡に触れていただき、二胡独自の美しい音色やメロディーを奏でる楽しさをお伝えしたく、中国の伝統楽器である二胡を通して日中両国の音楽・文化の架け橋として、交流や友好が深まることを願っています。また、今後も二胡教育を追求し、音楽活動を広げていくことにより、日本独自の二胡音楽文化の形成と発展に力を尽くしていきます。

最後に、これまでたくさんの方に支えていただき、応援をいただいてきました。心より感謝をしております。

これからも日々精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

梁 天任

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